DIARY

1998年10月 帰還の挨拶

1998/10/10

うーいー。酔っ払ってマース。たーだーいーまー。いろんな意味でただいまー。今、サチさんと野猿さんに会って来たとこですよ。タダメシ食ってタダ酒かっくらってタダタクシーでばびゅんとおうちに戻ってきたとこですよ。本日の出費は行きの電車賃のみですよ。こんな飲み会ならいつでもどこでも参上するですよ。大手出版社の底力を見せてもらったですよ。すげーやすげーや。ったく業界ってやつぁーすげーや。てなわけで野猿様、ご馳走様でございました。

今は、ぜんっぜん酔いが醒めてないので詳細は後日。マジでキー操作もおぼつかないです。こっから先は今日、午前中に書き上げた分。読んどけ。

偉い偉い。トップページからここに来れた奴、エライぞ。

一発ギャグ的なこのトップページ、深い意味はあります。でもその深い意味についてはあえて語りません。ま、あまり考える必要はないので、一発ギャグってことで流してくれ。軽~く、かつ、浅くな。

みなさんの「あれ?」とか「ちッ、なんだよ潰れてんじゃんよ」っつうツラを想像して楽しむのが目的なので、いっぺん「あれ?」つってビックリした人は、ちゃっちゃと新しいインデックスにブックマークし直すと良いでしょう。

ほんとは、いっぺん別の場所で立て直そうかと考えたんだけどな。もちろん引越し先は誰にも教えず。

1日にどれくらいの人が来てるのか、正確な数値を知りたくて、数ヶ月前からアクセスログを取ってるんだけどね。凄まじい結果が出てビビりました。来てます来てます!来まくりやがってます!

この休止中のログも見たんだけども、オマエらマジで来すぎです。10月10日まで更新しないっつってんのに、なんで毎日500近く回ってんだ。怖いよ。つーか誰だよ。何しに来てんだ、パッタリ止まってるページに。何が目的なんだ。あれか?どうせ俺のことだから、「しばらく休む」なんて言いつつ、チャッカリ更新してるとでも思ったか?毎日毎日監視していたわけか?それともアレか、カラダが目当てか?それならオッケー!……オッケーなのか。

なんかもう、ここまで来ると本気で嫌になってくるな。何してんだ俺?っつー感じで。怖いよ。そんなものすげえ数の人の目に晒されてんだと思うと。恥ずかしいよ。だって露出プレイ嫌いだし。露出好きの人ってスゴイよな。尊敬するよ。見られてる、と思うと集中できなくねえか?(何に)

そんなわけで、ココもいっぺんリセット。キレイにばっくれとシャレこもうかと思ったんですが、それをやるには新しいアカウント取らなきゃならないし、リンク先の人に連絡しないとならないし、gooで検索できないように名前も全部変えなきゃならないし──色々考えたあげく、めんどくさくなってやめました(すごく俺らしくて素敵)。

もういいや。逃げも隠れもしねえよ。来るなら来やがれ畜生。あんたが何を求めてるかは知らねえけどな。ああ知りませんとも。今まで以上に好き勝手やらせてもらうさ。こ、怖くなんかねえぞ!ないったら!ない!

──まあ、1日に来てる奴の半数は、「現役SM嬢」とかいう、すでに大嘘になってるサイト紹介に惑わされて来た新規の奴だろうがな。Yahoo!とかからな。「風俗嬢」とかで検索してな。「わあ、こんなにあるぅ!」とか言って胸ときめかせちゃってな。そんでこんなとこに辿り着いちゃってな。ご愁傷様ですな。ばーかばーか。ざまーみろばーか(子供か)。

あー、そんで話変わるけどさ。このアクセスログ、見に来てる人の使用ブラウザなんかもわかるんだけど、これが結構面白いのね。「セガサターン」て何よ。マジかよ。CMでやってるけど、マジで見れるの?サターンで?すっげえな。見てえな。見せろ!どんな風に見えるんだ!教えろ!とか思わないか?いや、ほんと不思議。すごい時代だよなーほんとに。

そんでもって、そんな時代に平気でネスケの1.0とか使ってるヤツな。いるのな。マジでな。別の意味でびっくりしたよ。そこのおまえだおまえ!今ドキっとした奴!あなたのために、使いたいおしゃれタグ我慢したんですよ私は。トップページも、本当ならもっと見ばえ良くなる予定だったのですよ。でもあなたの為を思って……せっかく来てくれてるのに、見えなかったら申し訳ないと思ってやめたのですよ!

ちなみにどんくらいの人が使ってるかというと、こんな感じ。

IE 4.x ── 51.4 %
NN 4.x ── 23.5 %
IE 3.x ── 11.3%
NN 3.x ── 11.2%
NN 1.x ── 0.1 %
SEGASATURN ── 0.1%

って、なんでたかが0.1%の人に媚びるかな、私も。もっと広い範囲に媚びろって感じだよな(自覚はあるらしい)。でも、マイノリティの中にコアな人がいそうな気がするっつーか。それは嘘だけど。何て言うか、わずか0.1%でも「いる」ってことがハッキリわかっちゃうと、どうも無視できないんだよな。なんとなく(このへんが私の弱さかしら?)。

つーかいいかげん買い換えろ。な?そのMacごと。安くて可愛いの出てるじゃん今。なんだっけホラ、愛マック?愛だよ愛。いいじゃん。買っちゃえ買っちゃえ。マウス丸いよ?透けるよ?光るよ?買っちゃえよ。じゃなきゃ盗め。1個ぐらいなくなってもわかんねえよ。堂々とやれば結構バレないもんだって。

とにかくネスケ1は早めに換えろ。2も、テーブルタグ全開の今回からは見にくくなってると思うからやめとけ。んで、セガサターンの奴。今度家に遊びに行く。見せろ。ついでにサターンの何か面白いゲームも用意しとけ。パジャマとかも。

1998/10/10 (2)

どうも。web日記の鬼です。

ぐらぐらする頭とこみ上げる吐き気を抑えて、なんとかアップ作業を完了し、ふらふらしながら眠りについたが、異常な喉の乾きと気分の悪さに、8時に目が覚めてしまう有り様。そしてやることないんでこんなもん書いてる始末。まさに鬼(んで、アップ忘れて2度寝したオチまでついてる)。

昨日の飲み会(食事会だっけ?)、ひじょーに堪能いたしました。
若干1名、「市川」と「市ヶ谷」を勘違いして20分遅刻するという馬鹿野郎がいましたが。ええもちろん私ですが。……馬鹿だな。本物の馬鹿だよ。

マジでウチから市川までの距離で計算してて、「15分前には着くなー」とか「快速だと早く着きすぎるカナ?」とか余裕ぶちかましてたんだけどさー。市川で降りる手前で「あれ?」だって。気づくの遅すぎ。
つーか「市」しか合ってないじゃん!市ヶ谷って聞いた段階で、「なつかしーなー。学校の近くだー」とか言って母校の校歌歌ってたじゃん!って中退したヤツに母校呼ばわりされたくないだろうけどな、あの学校も。

そんで今回、野猿さんのお友達の某テレビ局の方もいらしてたんですが、楽しい方でした。一般人が想像する「業界人」そのまんまって感じで。すんげえ業界ウラ話をたくさん伺いました。芸能ネタにはサッパリ興味のない私でも楽しく聞けたんだから、その手のネタが好きな人にはタマラナイ内容だったと思われます。芸能界って噂通りの怖いトコなのね。

あと忘れちゃいけない日記ネタ。猿人関係の日記はほとんど読まないことで有名な私ですが、日記猿人登録者・野猿さんとweb日記の御意見番・サチさんがいるんだからと、この日の為にがっちり予習してきました。

何言っても大丈夫そうな野猿さんと、何言っても喜びそうなサチさんが相手だったので、「すっげえムカつくわアイツ」とか「アイツはヤベエよ」とか、そういう話ができて嬉しかったです。だってここじゃ書けないもん。

やっぱりひとのわるぐちはよくないですよ(棒読み)。

第三者としてはサイコー楽しいけどな!見てるぶんにはな!
ま、結局自分の手は汚したくねえっていう卑怯なヤツだから。でも弱ってるとこにトドメ刺すのは好きなんだよねえ。卑怯通りこして愚劣だねえ。けど、そんな汚い自分がわりと好きっス。

1軒目を出た頃には、もう電車がなくなる時間。でも、タクシーチケットくれると言うので、尻尾振って2次会に突入。でも1時くらいには解散したのかな。サチさん以外は初対面だから、なるべく抑え気味に抑え気味にとコントロールしていたが、実はかーなーり回ってたらしい。一人になった瞬間にどっと酔いが回る。わー、いまならなんでもできそうなきがするう~(錯覚)。

タクシーに乗りこみ、行き先を告げると、あまりの遠さにマジでびびってる兄ちゃん。「ど、どういう道で行きましょうか」……って私に聞かれても。「あーもー適当に行っちゃって。なんたってコレ。コレあるしー」と、自分の手柄のようにチケットひらひらさせる私。あげく、酔いにまかせて「遠回りオッケー!今回に限り許す!私、適当に寝てるから。いいよ朝までに着けば。どーせ会社(しかも私とは無関係)の金だしさー。使っちまおー、パーっと」などと暴言吐く始末。

しかし兄ちゃんは、「……なるべく早く着けるように行きますんで……」といたって真面目。んだよ、ノリ悪いな(そういう問題でもない)。

宣言通りに適当に寝ていると、意外に早く到着。なーんだこんなもんなの?深夜で道が空いてたせいもあるんだろうけど、実は結構近いんじゃん?とか思って料金表示を見ると──マジでシャレにならない額でした。

──自腹だったら、たぶん身体で払ってた。

「領収書」と「タクシー券」という、素敵な魔法を見せてくれた野猿さんにあらためて感謝。そして敬礼。

1998/10/11

今日は、憎いあんちきしょうこと「東京ズゴック」のshinoさんと直電でんでん。←ちなみにココまでは、shinoさん側にかかってきたキャッチで待たされてる間に書きました。

直接ボイスを交わすのは、これが初めて。色気もへったくれもない、いわゆる「仕事関係」の用件だったんですが(あ、私のシゴトじゃなくてshinoさんのね)、なかなか楽しいヒトトキを過ごせました。

仕事関係のお話をひととおり済ませた後は、フリートークに突入。
まずは自己紹介がてらに、趣味や好きな色、好きなキンキキッズのメンバーなど、お互いを深く知る上ではハズせない話題から。

その後、「誰に似てるって言われる?」「血液型何型?」などと、どうでもいい軽快なテレクラトークが炸裂。もちろん大人のたしなみとして、政治経済に関する話題も交えつつ、「(爆)はやっぱいただけねえわ」「個性的(ヤな意味で)な語尾使うのってどうよ?」というキツめのネットおたく評論も飛び出し、大いに盛り上がりを見せた。

つーか、こんなごくつぶし(母親評)に敬語なんて使って頂いて、ほんと申し訳ないです。電話嫌いの私ですが、久しぶりに「電話も楽しいなあ」と思いました。いやマジで。

んで、これ書いてる最中、母親が無断で入室してきた。「もう寝なさい」系の親トークをかましに来たのかと思ったら「3000円貸して」だって。どう思いますこれ?マジですよこの人。5000円くれてやりましたけどね。おめー、ごくつぶしに金せびってんじゃねえよ。プライドないのか。ないか。

1998/10/12

今更ですが、約1ヶ月にわたる放置プレイ、みなさん楽しんでいただけましたか?そうですか。それは何より。

この間、ちょっとした好奇心からつまらぬ被害に合わないように気をつけつつ、一風変わった生徒会を目指してみたり、理由もなく石を投げてきた特殊学級の生徒をボコにしてみたり、そんで職員室で理不尽な怒られ方をされてみたり、「やる気がないなら帰りなさい」と言われて本当に帰ろうとしたら烈火のごとく怒られてみたり、学年一の嫌われ者に懐かれてかなりしんどい思いをしてみたり──と、あることないこと思い出す、長いようで短かかった6年間。僕たち。私たちは。今日この学校を卒業します。(全員で)卒業します!

──と、そんな感じでそりゃもう色々と大変な日々でした。

って言うのは嘘だけどな。見栄だよ見栄。カッコつけ。イキがり。もう全然たいしたことなかった。毎日ヒマヒマ。やることなくて腹筋とかしちゃってたよ。だけど、やっぱりここは「いやあ忙しかったよ」とか言ってみたい、ちょっと切ない乙女心(でも非処女)。

この間にあった出来事を簡潔にまとめたものがこれ↓

■簡易日記 (9/6~10/9)
・股間に違和感。見ると、イリグチ付近に奇妙な物体が。湿疹みたいな白いツブ。これってまさか?いやでも。そんなはずは。
・とりあえず見なかったことにする。
・1週間後。増殖してマース!増えてマース!!俺ピーンチ!!
・病院行った。コンジローム確定。イエイ!
・イエイじゃねえよ。何でだよ。そんな乱れた生活(性活?←オヤジかよ)送ってねえぞ。つーか誰のだ!持ち主出てこい!(涙目)
・チャコ様に、「カーマスートラなんたらクリーム」っつうエログッズを送ってもらった。局部に塗るやつ。不感症治療薬として活用するつもりだったが、使う相手がいないことに気づく。……嫁入り道具にするかな。
・つーことで、誰か貰ってみないか?嫁に。この俺様を。今ならもれなく「カーマなんとかクリーム」もついてお得!一緒に殺伐とした家庭を築きましょう。
・アタマが「考えモード」に。燃える思考。渦巻く思考。ほとばしる思考。思考垂れ流し状態。「今考えてること文章にしたらスゲエ量だろうなー」と思うが、車の中だったのでそれは叶わず。家に着いたら、何考えてたんだか全部忘れた。そんなもんだ。
・間違っていた。私は間違ってた。今の今まで、上野の「アメ横」を「アメリカ横丁」の略だと信じていた。「アメヤ横丁」だったんだなあ。マジで愕然としたよ。
・いろいろ詮索されるのがイヤなので、親には仕事を辞めたことを告知してない。そのため、夜家にいると「仕事は?休み?」などと厳しいツッコミが入ってしまう。仕方ないので、週に4日くらいは出勤したフリして外出する。これを「カラ出勤」と呼ぶことに。
・カラ出勤。予定が潰れてしまい、行くアテがなくなる。途方に暮れつつ、デニーズでメシ食う。こういう時に限って誰も遊んでくれない。
・「私がヒマになるとみんなが忙しくなるの法則」
・風俗、キャバクラ問わず、「1日体験入店荒らし」を思いつくが、いかんせん労働意欲がゼロ。
・諸事情により、数日間、携帯の電源切りっぱなし&留守電オフ状態にしていた。後日、この間に飲み会&プチ同窓会が数件あったことを知る。こういう時に限ってな!いつも遊んでくれないくせにな!
・いいかげんカラ出勤のネタも尽きて、正直に辞めたことを告白。自信たっぷりに「生活費はなんとかする。いや、むしろ任せろ」と言いきったものの、預金残高を見る限り、長くはもたないだろう。
・誰にも会わず、誰とも会話しなくても、余裕で生きていけることを再確認。
・10時就寝、8時起床の生活パターンがすっかり定着。健康的?ふふ。それはどうかな。──こう書き加えたらどうだ?「10時就寝、8時起床」人間の生活じゃない。
・この「俺夏休み」期間に会った人間、3人。少ねえええ!友達少ねええええ!
しかも上記のうち2名はサチさんと野猿さん。いや、マジで少ないわ、友達。わかってたけど。
祝 コンジローム完治。

──社会復帰できるのかな、私。
復帰も何も、最初っから社会に携わってないんじゃ?って気もするけど。

1998/10/14

一般誌デビュー オーイエー!

つうわけでアレですよ。ってどれですか。あの、shinoさんが担当するっつー雑誌企画の取材。受けてきました。

前日から、「明日はどこまで許そうカシラ?」とか、「やっぱ行くのかったりぃな」とか色々考えながら、鏡の前で笑顔の練習をしたりする24歳無職の女。まるで遠足の前日のようにはしゃいでました。遠足大嫌いだったけど。だるくて。

生shinoさんとは初対面だったんですが、いや、マジ似てるわ。大槻ケンヂに。なんかもう、それだけ確認できた時点で「来て良かった」と思いましたよ。ほんと。

今日の取材は、『興味シンシン風俗業界のお値段 高級娼婦から秘密のSMクラブまで』とかいう、業界裏話的な内容の取材で、その中のSM嬢代表、っつーことで行って来ました。なんでオマエごときが代表なんだよ、っつーツッコミはなしね。わざわざ人に言われなくても、自分が一番よくわかってるから。

風俗誌の取材は「もう勘弁してください」ってぐらい受けて来たけど、今回は初の一般誌。インタビュー+撮影、ってメニューをこなして来たんですが、いやあ緊張した。マジで。私としたことが。もうドキドキでした。

撮影のために、パッと見た瞬間、誰もが「あ、女王様だ!」と判別できるような、非常にわかりやすーいカッコをしました。いわゆるボンテージルックってヤツです。久しぶりの正装です。着替えたテメエの姿を鏡で見て、「あー、懐かしいなあ」なんてノスタルジーに浸りつつ。

そんで、「支度できましたー」つって出て行ったら、スタッフたちみんな、素で「わー」とか言ってるですよ。「すごいすごーい」って、すげえ物珍しげに。これがめちゃくちゃ恥ずかしかった。なんか、夏休み中に骨折しちゃって、新学期にギプスつけて登校したら、「どうしたんだよー」とか言ってクラス中の人間に取り囲まれちゃたみたいな心境。内心、ちょっとうなだれてました。

そーなんだよ。撮影だよ撮影。お写真撮っていただきましたよ。つーいーに晒しますよこのツラを。この肢体を。一般誌で。やるときゃやるね俺も。

そんなわけで、俺マニア(いねえよ)は、12月10日発売の「Men’s club」を見るがいい。その写真、切り抜いてパソコンの脇にでも貼っておけば、電磁波くらいは吸収するかもよ。

んで、ちゃきちゃき仕事を終えて、予想外のギャラまで貰って「うっそ、いいの?」ってマジで嬉しかったりした(ノーギャラだと思ってた)後は、shinoさんと二人でプチオフ会。

「ここでいいや」と適当に入った店で、席に着いてメニューを見た瞬間、「生中の値段が高すぎる」っつうことに気づいて、オーダーせずに即退場。他にも連れがいるフリして、鳴ってもいない携帯を受けて、「あれ?ここじゃないの?」「ああ、場所間違えちゃったみたい」なんて小芝居までして。従業員には全然通じてなかったみたいだけど、ネタ的には面白いのでよしとする。

結局、高校生が合コンとかに利用しそうな、居酒屋チェーン店に落ち着き、飲み。そして語り。まあいろいろと。つーか詳細は書けん。
「自分はレベルが高く、選ばれた人間だ」という大前提のもとに交わされるトークは、非常に傲慢かつ自分勝手で容赦なし。マジで偉そう。他人が聞いたら鼻白むこと間違いなし。でもすげえ楽しかった。やっぱり人を見下すのはキモチイイですね。なんて嘘ですよー(作り笑顔で)。てんはひとのうえにひとをつくらずですよー。みんな宇宙船地球号の乗組員ですよー。って、んなわけねえじゃん。勝手に乗組員にされたくねえよ。降りるわ。降ろせ。

「一晩で13回」っつー衝撃的なお話を聞けたり、「菜の花体操」というローカルネタで軽く盛り上がったりしつつ、充実した時間を過ごしました。

あ、最後にひとつだけ言わせて。shinoさん胸開けすぎ。マジで誘われてんのかと思った。あともう2段階酔ってたら、確実に手ェ突っ込んでた。いやーん逆セクハラ。

1998/10/15

「菜の花体操って何ですか?」とかシラフで聞かれて困ったんだけどさあ。知らないの?ダセエ。知ってる方がダセエのかもしれないけど。
菜の花体操、マックスコーヒー、メローイエローと言えば、千葉県の三大名物ですよ。覚えましょう。覚えたところで、今後の人生において何の影響も及ぼさないけど。

つっても私は、れっきとした東京人なんだけどね。新宿生まれなんだけどね。都会っ子なんだけどね。まあ、言い訳だけどね。
思えば私、今年で千葉歴17年だよ。すごーい。いつの間にー。やっぱ、これだけ長く住んでると、感覚が完全に県民化しますね。完全に「東京のヒト」とは一線を引いちまいます。

そんな私の考える「千葉県人の感覚」をまとめてみました。

  • 「どこ住んでるの?」と聞かれると、一瞬答えに窮する。
  • 東京ディズニーランドが千葉県浦安市にあることに、誰よりも強くこだわる。
  • 錦糸町はなんとなく「近所」。
  • 上野は感覚的に「近い」と思う。
  • 東京駅は、総武線快速を利用すれば「すぐじゃん」と思う。
  • でも新宿・渋谷は「すげえ遠い」。
  • 「山手線の向こう側」という、わかるようなわかんねえような表現を用いる。
  • 心のどこかで「茨城よりはマシ」と思っている。
  • 凄まじい千葉弁を操るが、やっぱり「茨城弁よりはマシ」と思ってる。
  • 「チバラギ」という言葉に屈辱を感じる。

1998/10/16

祝・再就職~!現役ふっかーつ!!

朝4時半に目が覚めてぼけーっとしてたら、急に「あー、そろそろ仕事すっかな」という気になったので、本屋で『てぃんくる』買って、ちゃっちゃと決めて来ました。いつもどおりの即断即決即実行。やるときゃやりますよ、私は。やらないと決めたら何ひとつやらないけど。

っつーわけで、再就職先は、都内某SMクラブ~!プレイルーム完備~!道具イッパイ~!超本格的~!女王オンリ~!完全自由出勤~!完全日払い~!保証制度あり~!サイコー!ってなトコです。

今回は、オーナーも所属してる女王もみんな趣味でやってる、っつう感じの、「金儲け」的ニオイのまったくない店です。いいねえ。実にいいよ。こういうとこで働きたかったんだよ私は。

別に「SM大好き~☆」ってわけじゃないんだけど、どうせやるならキチンとした店で働きてえなーと思ってたんで、あえて本格的なとこを選んでみました。私のレベルで通用するかはわからないけど。ま、せいぜい頑張りますよ。

そんでね、そんでね、日曜日には、ベテラン女王様に講習してもらうんだ~。講習って受けたことないから、すごい楽しみ~☆

って、1年以上キャリアがあるくせに、何で今さら講習?とか思うかもしんないけど、マジな話、私、亀甲縛りと後ろ手縛りしか知らないんだよ。かっこわるー。

でも、縛りは好きじゃないんだけどね。ほどくのめんどくさいから。←大丈夫なのかそんなんで。

1998/10/17

たんすにごんごん いざむんむん。

いよいよ自分を捨てにかかってきたIZAMのカマ声が切なくも痛々しい今日この頃。音楽では限界丸見えだから、なんとかキャラで生き残ろうというその判断は、たぶん正解。そのうち、ゲテモノ食いに海外とか行っちゃうのかなあ。岡本夏生みたく、微笑みながらミミズ食ったりすんのかなあ……。

関係ないけど、最近うちの母が「キティラー」になりました。大マジで。超本気で。まいった。なんだか裏切られた気分で、母の携帯ストラップに無様にぶらさがってるキティーを憎々しげにもてあそんでいると、ヤツが嬉しげに話しかけてきました。

本日の親子の会話。

「キティーちゃん何か持ってる?いらないのあったら……」

「ねえよ」

──5秒で終了。
今、親ってやつが一番面白いネ!

1998/10/18

うーわー緊張した緊張した緊張した。

今日は記念すべき初出勤。暇だろーとか思ってたら、結構パタパタと忙しくてさあ。結局講習ナシで客ついちゃったよ。
いやーもう激緊張。2ヶ月近くブランクがあるもんだから、声のトーンや口調なんかが自分でわかんなくなってんの。「あれ?こんなんだったっけ私?」って、自分自身に妙な違和感。勘を取り戻すには、まだ少々時間がかかりそうです。

でもねー、やっぱちゃんとプレイルームがあると全然違うわ。雰囲気がしっかりできてるから、気分の切り替えがすごい楽。しかも客がまた濃い濃い。「おっ、お客さん、わかってるね!」っつう感じで、非常にやりやすかったっす。基本を知ってる人が相手だと楽だな。安心してプレイに没頭できるっつーか。

そんで、帰る前に、知り合いの女王様のプレイをちょろっと見学させてもらったんだけど──狂気の世界を垣間見た、っつー感じだった。……なんか、空間が歪んでた。

ピンクの口紅でかわいらしくお化粧して、黒いスケスケのキャミソールを着、ケツにローソク突き刺したまま恍惚とした表情を浮かべる淫乱オヤジを見下ろしながら、「ああ、また一段とヤバイ世界に来ちゃったなあ」とかぼんやり思うわたくしでございました。

──そしてその状況に妙にしっくり馴染んじゃってる自分に、ちょっと危機感。

1998/10/19

仕事を上がった後、前の職場のゆかいな仲間たち5人で集まって、メシ食いに行ってきた。

みんなに会うのは結構久しぶり。他のメンバーはちょいちょい集まってたらしいけど、私は家が遠いし腰が重いしダルがりだしめんどくさいし、と、色々理由があってなかなか参加できなかった(ほぼ性格上の都合だが)。なので、今回はちょっとした同窓会気分。ずっと行きたいとは思ってたんだけどな。思うだけは。

ここ数日間、人間らしい生活サイクル(夜0時就寝、朝10時起床)を取り戻しつつあった私は、行く直前まで「眠い」とか「だるい」とか「おうち帰りたい」とか「めんどくせえ」とかぐだぐだ言ってたんだけど、帰りは家まで送ってくれるというので、しぶしぶ 喜んで参加することに。けれども、行ってからも「ねみい」とか言って1人でテンション低かったのがとても私らしくて好感が持てました。自画自賛。つーか自我持参って感じ。

風俗店では、辞めた人間が集まって、飲んだり食ったりして遊んでるっていうのは珍しいらしい。でも、母体が風俗店であるという以前に、こんだけの数の女が集まって、変に気ィ使わずに過ごせるっていう方が珍しいと思う。女同士にありがちな、お互いを探り合ったり、褒め称え合ったり(容姿や性格)、妙に気取ったり、取り繕ったり、細かい嘘ついたりという、ベタベタしたうざったい空気がないっつーか。

女子校出身でありながら、女同士の馴れ合いオトモダチ関係が大嫌いな私にとっては、とても居心地が良い空間です。

ともかく、みんな相変わらずで良かったっす。相変わらず個性強いし、マイペースだし(私を筆頭に)。マイペースな人間というのはとかく嫌われがちですが、頭数が揃うと意外といいペースになるもんですね。

1998/10/20

今日は休み。暇だったんで、中途半端に伸びた髪にくりくりとパーマでもかけてみようかと思ったら、今日は全国的に火曜日。……しまった。美容院やってねえよ。なんてこった。

こないだ、新しい店でアルバム用の写真を撮った時、優しげな雰囲気を出そうと思って自分なりに精一杯頑張ったのに、出来上がった写真を見たら、どれもこれもヤバイくらいにS顔だったっつー悲しいできごとがあった。

「柔らかい微笑」のつもりで微笑んだのに、どっからどう見ても『冷笑』とか『嘲笑』にしか見えねえんだこれが。もう「ハードプレイはおまかせ!」っつう感じ。まずい。これじゃ見かけ倒しになっちまう。期待してきた人に申し訳が立たねえ。

んで、それじゃあここはひとつ、髪型でやーらかい雰囲気を醸し出してみようかと画策したんだが……火曜日かよ……火曜日じゃなあ……。どうして人は火曜日になると美容院に行きたくなるんだろうな。私だけかもしんないけど。

そういえば、前の店でもよく真性S女に間違われてねえ。なんでか知らないけど。不思議だな。こんなに心優しい、慈悲深い性格なのに。って書いてもどーせ冗談だと思われるんだろうけどさ。ほんとだよほんとだよ!だって動物好きだしね!!「犬や猫見ると蹴りそうだよね」とか言われるけど!そんなことしないよ!!赤ちゃんも好きだし!!ばぶばぶ!特にあのぷよぷよしたモモ肉の部分はいっぺん食ってみたいと思ってるし!!

美味そうだよな、あれ。食いてー(かなり本気で)。

1998/10/22

先月から、「てぃんくる」ホームページにて、月に2回、コラム書を連載させて頂いてます。「現役風俗嬢によるコラム」っつーヤツです。こないだまで現役でもなんでもなかったくせに、いけしゃあしゃあと書いておりました。

ちなみに「てぃんくる」ってのは、女子向けの風俗求人誌です。風俗版「フロムA」と言えばわかりやすいか。風俗産業に従事する女子で、知らない人はいないんじゃないかってくらい有名な雑誌。男で知ってるヤツは滅多にいないけど。

このコラム、風俗に関することなら何書いてもオッケー。でも、ひとつだけ鉄の掟があるのです。
ここでは、「風俗嬢」という表現はNGです。何故って?やっぱイメージってやつ?語感が悪いとかそんな感じ?なんせ女子向けだからさ。

そこでだ。「風俗嬢」が駄目だとしたら、他に何て言えばいいのかと思うだろう。思わなくても思うってことにしといてくれ。話続かないから。ね。……いいか、聞いて驚け。「てぃんくら~」だ。

使用例
×「私が風俗嬢になってから……」
○「私がてぃんくら~になってから……」

──真面目な話、どう思うこれ?
私はこの話を聞いた瞬間、「絶っ対使わねえわそれ」と心に決めたんだけども。

基本的に、ちょっと言いずらい言葉をカワイイ・キレイな言葉でイメージアップっつう姑息なことが嫌いな私(私に「援助交際」は禁句だヨ!「いくら?」と言わても軽~く流す大人な私でも、「援助しない?」と言われるとマジでぶちキレちゃうからネ。そこら中に聞こえるような大声でボロクソに罵倒しちゃうゾ。これまでも、3回くらい罵倒しまくっちゃった。駅前で)。

でもこれはそれ以前っつーか……いや、可愛いとは思うんだけどね実際。「てぃんくら~」の「ら~」のとこが得に。けどやっぱ、自分で自分を「てぃんくら~デス!」と言い切るのはちょっと──かなり恥ずかしいです。私としては。

まあ、「てぃんくる」で仕事を見つけた手前、どんなに突っ張ったところで、所詮私もてぃんくら~。問答無用でてぃんくら~。カッコつけてもてぃんくら~。どこまで行ってもてぃんくら~。……てぃんくら~かよ俺。うわー。

1998/10/23

シャレのつもりで買った及川光博のニューシングル、結構マジでハマってさあたいへん。

うわーどうしよ。ミッチーだよミッチー。いいのか俺。相手はミッチーだぞ。今後はミッチーファンを名乗るのか?「音楽はどんなの聴くの?」とか聴かれたら「ミッチー」と答えるのか?ソフトバレエよかまだ知名度ありそうだけど、その知名度っつーか世間の認識っつーか音楽的な評価っつーのはどの程度のもんなんだ?わ、わかんねえ。「シャズナ好きー」とか言うのと同レベルだったりすんのか?黒夢と比較するとどうなんだ?これは恥か?恥なのか?どうなんだ、答えろ!

音楽的には全然キョーミなかったんだけどなあ。おかしいなあ。マジで今日1日中聴いてたもんな。特にカップリングの「今夜、桃色クラブで。」が頭にこびりついて離れねえしよ。畜生。なんかものすごい悔しいぞ。今、カラオケでミッチー歌ってくれた人に惚れそうだもんな。やべえ。

こーんやー ももいろーくらーぶでー♪……あー、やっぱちょっとラブかもしんない。いいわー(素で)。

1998/10/24

最近、めっきり人付き合いが良い私。自分でも知らないうちに人付き合い強化月間に突入してるっぽい。来週なんか、飲み会その他の予定が既に3件入ってる。す、すげえぞ。私じゃないみたいだぞ。世紀末を予感させるぞ。

そんな私の状態を見越してか、合コンの誘いがやたら多い。つっても3件だけど。
「来週の土曜、合コンあるんだけど来ない?」だと。いい度胸してるよな。おまえ誰に向かって口きいてんの?行くと思ってんのか?この私が?なんのために?とか思ったよ。思っただけじゃなくて、しっかり口に出して言ったんだけどさ。そしたら「えー、だって友達増えるじゃん」だって。増やしてどうするんだ。いっぱい集まると何か貰えるのか?スタンプじゃねえだろそれ。

マジでそんなにいっぱいいらねえもん。友達なんか。いや強がりじゃなくて。遠慮なくズケズケ物が言える相手が1人か2人いりゃあ充分じゃん。あんまり多いと収集つかなくなるじゃん。「そこそこ」の付き合いしかできないような相手なんて、いくらいたってうっとおしいだけじゃん。はっきり言って邪魔じゃん。夜中に電話で、私にまったく関係なければ興味もない恋の話(略してコイバナ)だの、仕事の愚痴(しかも全然知らない上司や同僚の実名入り)だの、延々聞かされたくねえじゃん。それも泣きながらだったら最悪じゃん。

だいたい友達って作ろうとして作るもんなのか?話しててなんとなく気が合って、心許して、気がついたらいつの間にか「なってる」もんじゃないの?努力して「なろう」とか思ってる時点で駄目じゃん。無理してんじゃん。無理して作るような関係って結局壊れるじゃん。自然体でいきたいじゃん。

仕事で、職場の人間関係を円滑にするために、ある程度歩み寄るっつーのはわかるんだけど。プライベートで……。仕事抜きで……。できねえわ。私には。

ギャグ抜きで「友達になろうよ」とか言われると、思いっきりひくもん。「ええ?なんで?」っつー感じ。つーか、なれるもんならなってみろってんだよ。受けて立つぞ。

だいたい、子供の頃から「ともだち100人できるかな♪」って歌、大嫌いだったもんな。いらねーよ100人も。顔と名前が一致しねえよ。「100人で食べたいな♪」って、食いたいくねえよ。メシくらい1人で食わせろ。カギっ子だったし、慣れてんだ俺は。

と、まあ、こんな性格なもんで、昨今のケータイのメモリダイヤル500件っつーのは私にケンカ売ってるとしか思えない。500件て何。どうやれば埋まるんだそれ。そんなにいらねえからもっと電波状態良くしろ。

あーそうだ、T子、ゆーべおまえが寝てるスキに、おまえの携帯に「なにかあったら 110」とか「火事だ火事だー 119」とか「気になるお天気 177」とかガシガシ登録したのは私だ。便利だろあれ。礼はいらないぞ。

1998/10/25

初指名キャッホー。

出勤してすぐ、店長から「今日は指名のお客さん入ってるよー」との嬉しいお言葉が。うわーい。入店5日目にして初指名ー。イエー。嬉しいぞ畜生。

今日までで10人客ついて、その全員から「絶対また来る」とのお言葉を賜っていたんだけど。でも、そんな口約束で「これってリピート率100%~?いやーん☆」などと浮かれられるはずもなく、「どーせ社交辞令だろ」「いや、いいっすよ無理しなくて」「それは『さようなら』の専門用語だろ?」などと、ひたすら卑屈になっていた私(「人を見たらまず疑え」の精神)。

いやー、でも、ほんとに来てくれる人がいるのねー。この正直者ぉ。疑ってごめん。悪かったよ。世の中まだ捨てたもんじゃねえな。嬉しいぞ嬉しいぞ。と、すっかりご機嫌になって、その客の来店を待つ。待つ。待つ。待…………ぐう。って、いつの間にか寝てるし。起きたらなんか外暗くなってるし。今何時だろ、と思って時計を見たら──6時間経過してるし。
おいおい。来ねえよ。なんだよ。頼むよ。つーかフリーの客も来てねえよ。私の隣で、他の女王様がいびきかいてるよ。なんだよこの状況。

「んだよ、やっぱり騙されたよ」と、すっかりフテ気味になり、ムカつくから二度寝してやろうとゴロンと横になった瞬間、来やがりました。客。ちゃーんと。

……もう、帰りたいモードに入っちゃったんだけどな。やる気ゲージが0に近い状態になっちゃったんだけどな。寝起きはめちゃくちゃ機嫌悪いんだけどな。せめてもう少し早く来て欲しかったんだけどな。──なんて贅沢なことは言いませんよ。思うだけです。思うだけ。

1998/10/26

仕事に向かう電車の中で、たまたま乗り合わせた男子高校生3人組。1人は金髪(つーか黄色に近い)、1人はソリコミ(当然、眉も)、1人はパンチパーマ(パンチ!高校生でパンチ!)の、今時めずらしいド・ヤンキー。思わず「ビーバップ」とかいう単語が脳裏に浮かぶほどだった。

それだけなら、まだ(失笑)くらいで済む話だが。
そのヤンキー3人衆の1人、黄髪君が、ケータイで何やら話しこんでいた。車内で。それはでかい声で。聞きたくないが聞こえてしまう。と言うよりか、オモシロそうなので、しっかり耳を傾けていた。無関心を装いつつも。

話の様子からすると、黄髪君、どうやら彼女とモメてるらしい。
「わっかんねー女だなーオメーもー」「だから行くって言ってるってー」「昨夜?麻雀してたんだからしょうがねーだろー」……しょーもない男だなおまえ。連れの2人も苦笑ぎみ。

そんな会話が延々続き、聞いてる私もイライラしてきた。あーもー別れろ。別れちまえそんな女は。捨てろ。めんどくせえ。つーか女の言い分が聞けないから、何とも言いがたいとこだけど。まあ、たぶん男のいい加減さが悪いんだろうが。でも女、おまえしつこすぎ。男なんていい加減なもんなんだから諦めろ。見苦しい。よっておまえが悪。

と、心の中で勝手な判決を下していると、さすがに黄髪君もめんどくさくなってきたらしい。半笑いで、かなりどーでもいい感じに彼は言った。

「オメー、いい加減にしねーと中出しするぞ

笑った。すげー笑った。そんな笑う脅し文句は初めて聞いた。「ハラますぞ」って、すげえなそれ。いいわ、キミ最高。私が肩入れ(心の中で)しただけあるわー。

これがキメの台詞になったらしく、「──え?何?今なんて言った?……他の女でしろ?あ、いいの?マジで?あ、わかったー。じゃあそーするわ」と、あっさり会話は終了。

ケータイ切って、連れの2人に「許可下りました~。他の女ハラませていいそーです~」と言って笑う黄髪君。最低だなおまえ。でもオモシロイから許す。他人事だし。

1998/10/27

飲んできた~。

メンツは、私、『性的冒険』の菜摘ひかる様、『メタセ』(俺的略)の真希様の3名。エロ度の高いメンツですね。世のネットおたく野郎には垂涎モノだろう。

久しぶりにお会いしたひかる様には、持参した単行本に、図々しくもサインしてもらっちゃいましたー。うふうふ。著者直筆サインっすよ。自慢自慢。
ひかる様は相変わらずお洒落で、まつげのキラキラ☆ラメがめちゃくちゃカワイかったです。いいなあれ。今度パクろう。

真希様は……真希さんは最近よく会ってるしな。特筆すべき点があまり。まあ、ナマ足が眩しかったということで。つーか、真希さんトコの日記で思いっきりハショられてるし俺。いーもんいーもん。ぷん。

それにしても、夜7時なんて時間に飲んでることが不思議な感じだった。私の感覚では、飲むって言ったら、深夜から朝までっつーのが「普通」なんで。ちょっぴりOL気分。きっと周りの人の目にも、「仲良しOL3人組」に映ったことだろう(それはどうだか)。

ひたすら食って飲んで喋って、最後に飲んだメロン酒の、劇的な甘さに軽い頭痛をおぼえつつ、帰宅。あれ絶対コンビニで売ってる夕張メロン酒だな。間違いない。んで、ジントニックは、サントリーのカクテルバー。味がおんなじだった。

1998/10/28

お茶でした。

茶店でお茶飲んだっつー優雅な話じゃねえっすよ。フーゾク用語で、出勤したのに1度も客につかなかったことっすよ。入店後、初のお茶っぴきっすよ。キャッホゥ!

別にヤケになってるわけじゃなくて、マジで嬉しいの。なんつっても、入店1ヶ月間は保証制度があるからな。

この稼業、客につかないと金にならない、完全歩合制っつーか完全出来高制なんで、1日中店にいて、1本もシゴトにつけなかったら、その日の収入はゼロ。で、「保証」っつーのは、そういう場合に店側が出してくれるお金のこと。

たった1万円だけど、これがあるとないとじゃ大違い。こっちは多額の交通費をかけて来てるのに、それで給料ナシじゃあんまりです。後半からはもう、電話が鳴らないことを必死に祈ってた。ヘタに安いコースについたら、かえって損だからな。

そして無事にお茶ひき確定。保証額の1万円と、オマケで駐車場代3000円を頂きました。不労所得ー!ウーロン茶(タダ)飲んで、お菓子(タダ)食って、マンガ読んで、軽く昼寝して、いちまんさんぜんえーん!サイコー!

1998/10/29

久しぶりにお買い物。
前回、口のうまいベテラン販売員にまんまと捕まって、「……これ、あんまり着ねえだろうなあ」ってな服をどっちゃり買わされた後遺症から、買い物恐怖症になってたので。トータル13万だったか、あん時は。笑いました。店員の押しの強さと自分の押され弱さに。

しかもブランドショップじゃなくて、駅ビルに入ってるノーブランドの店ですよ。なんか「洋品店」って感じの。そんなとこで10万以上使ってる俺って何者?っつー感じだよ。最低でも2万以上する服ばっかりガンガン持ってきやがるもんだから、しまいには「あーもーわかった。買う。買います。買うから許してください。お願いします」って心境になってた。

今回は、その失敗を繰り返さないよう、充分に注意して行きました。店員に声をかけられたら、素早くその場を立ち去る。つーか、背後に気配を感じた段階で、その場から移動するってな具合に。

と、気合い入れて行ったにも関わらず、たいしたもの買わなかったけどな。「ピカチュウが光って知らせる」携帯電話受信ライトとか。1800円もしやがるヤツ。

一応購入前に「これはヤバイか?どうだ?」と10分くらい自問自答したんだけど、ガマンできずに買っちゃいました~。エヘ。やっぱし「欲しい」と思った初期衝動を大切に、ネ!
ついでに、ピカチュウの携帯ストラップも買っちゃった☆新しいケータイにつけよ~っと♪(ギャルっぽい!ギャルっぽいぞ今日の日記!どうだ!やりゃあできるんだよ俺だって)

──冷めた目してんじゃねえぞ。ピカチュウは可愛いんだぞ馬鹿野郎!
いや、私もつい最近までかなり冷めた目で見てたけどさ。でも、テレビで初めてポケモン見たら、あんちきしょう、死ぬほど可愛いでやんの。萌えたわ。マジで。
あの野郎、「ピカチュウ☆↑」ってカン高い声で鳴くんだとばっか思ってたら、 「ピカチュウ☆↓」って意外に低い甘い声で鳴くんだぞ。「ピカチュ?」なんて疑問系で鳴かれたら死ぬぞ。そのカワイさに。悶死するぞ。

一足遅れのピカチュウ萌え。遅れすぎって気もするけどまあいいや。あー、ピカチュウ欲しいー。飼いてー。ぎゅってしてー。ぎゅ☆って。

こういう、ブームとか流行りモノとかに心ひかれることができると、なんだか世間と交われたって気がして安心しますね。ヨカッター、私も普通の人だったー、みたいな。

だいたいひどいよ、流行って。毎回毎回、私が関心を示せない事柄ばっかりブームになりやがって。スキーとかスノボとかプリクラとかキティとか小室とかDJとかエヴァなんとかとかよー。興味ねえんだよまったくよー。最近じゃあワインとかさ。飲めねえんだよワインだけは。マズイから。流行りってヤツは、そこまでして私をのけ者にしたいのかって気がしてくる。

1998/10/31

寝た寝た。あーよく寝た。と思って時計を見たら1時半。昼か?と思ったけど、なんか外暗いです。どうも深夜っぽいです。──馬鹿かチキショー。朝まで寝てろよ大人しく!半端な時間に起きてんじゃねえよ。仕事だろ今日。あと7時間くらい寝てろ。
とか思ったけど、18時間以上寝てたんだからそれは無理そうです。あー悔しい。悔しいから日記書いてやる。

昨日は六本木行ってきました。ポンギです。港区です。五本木は目黒区です。
この日はクラブイベントで、「東京ズゴック」がライブやると言うので行きました。bwさんこと蜂女さんことツチヤアソビさんとご一緒に。

ツチヤさんは全然怖くなかったです。怖くなかったぞマジで。なんか良い人っぽかったです。そんなにキツイ顔でもなかったし。いや、確かにS顔ではありましたが。私と2人並んで、「サテ、どちらの方がSM女王でしょうか?」ってクイズをやったら、確実にツチヤさんに票が集まります。で、裏をかいて私に票を入れた26歳公務員が1人正解しそうな感じです。

イベントは9時からだというので、9時半にアマンドで待ち合わせて、しばらくだらだらして、10時くらいに行ってみました。──やってねえよ。入り口前で並んでるよ客。

地下2階の入り口前で待つのはなんか息苦しいし、煙草も吸えないので、外に出て待つことに。地べたに座りこんで、出演者の誰かが死んだのかな?とか、中止?中止?暴動起きる?暴動起きる?とか楽しい妄想を膨らますわたくし。私は、こういうことを考えてる時が一番楽しいです。なんか「生きてる」って感じがします。

開場を待つ間、新たに来た客達を観察していたんだが、どいつもこいつもネットおたくに見えて仕方ない。ネット上で告知してたっていうだけで、かなりの先入観が入ってる模様。メガネなんかかけてた日にゃあもう、指さしてオタク呼ばわり。自分もそうであることは棚に上げて封印して。いや、実際「まんま」って感じの奴もいたんだけどさ(しかも女)。プロキシとか詳しそー、みたいな。

しばらく待っていると、ようやく始まった様子なので、中に移動。時間が早いせいか、まだあまり客が入っておらず、フロア内はスカスカ。
うあー、あ、危なかった。実は、イベント前に某掲示板で、

ふと思いついたのが、うちのケージバンに
「オフ会しましょう!30日、六本木に集合~!正装して来てネ☆
男子はタキシード、女子はロングドレス着用ダヨ!」
とか書きこんで、マジで来たヤツを陰から見て笑うっつー企画。
もちろん絶対に声はかけません。そいつが騙されたことに気づくまで、そのまま放置プレイです。

なんてことを言ってたんだけど。マジで実行しなくてよかった。すぐ見つかるってこれじゃ。「あ、もしかしてあの人じゃん?」って、すげーわかりやすいぞ。あぶねえあぶねえ。

そんでイベントの感想。

えーと、面白かったです。客とか。

しかしクラブは暑いです。暑さを見越してキャミ着てったのに、それでも暑いからたいしたもんです。暑いし音うるさいし、これじゃトークもままならないので、移動することにしました。

ツチヤさんが自信満々に道に迷ってくださったおかげで、皇居と国会議事堂が見られて、俺、大満足。特にギジドー(カタカナにすると強そう)は24年生きてて初めて見たので、けっこう素直に感心しました。「あ、社会の教科書で見たのと一緒だー!」つーか。ゼータク言えば、東京タワーも見たかったです。あと新都庁。合体ロボみたいなやつ。

夜の都会をひた走り、ようやく発見した深夜のアンミラ(店員、男しかいねえでやんの。だったら安くしろよな)にてフリートーク。

ここでは、ツチヤさんの「日記には本当のことしか書いてない」という言葉にビビりました。すごいやすごいや。私なんか嘘ばっか書いてるのに。20歳まで金出して化粧品買ったことないとか、今でも万引きで生計立てる自信があるとか、うちの母親の元ソープ嬢疑惑とか、しかもその母親がやみくもに離婚再婚くりかえしたおかげで、苗字がやたらいっぱいあって収集つかなくなってるとか、話をおもしろおかしくするための嘘だもんな全部。

また、「酒は呑めない」ということを聞き「うわー、イメージ崩れたぁ!」とがっかり。でも、その理由が、過去のアルコール依存症が原因だという話で、「それを聞いて安心しました」とニッコリ。ああよかった。やっぱり思った通りの人だったワ。

で、朝の5時頃にお別れして、1人六本木駅に向かいました。

前に六本木で朝帰りした時も思ったけど、始発前のこの駅ってすごいよな。
ホーム内にごった返す、どう見ても税金払ってなさそうな若者と、無駄にハイなガイジン達(マジうるさい)。まだ日も昇らない時間帯だというのに、彼らにとって早朝とは1日の始まりではなく、夜の延長でしかないのだろう。

これでいいのか現代の若者よ。オマエらほんとに、将来ちゃんと日本を動かしていけんのか?などと、柄にもなくこの国の未来を憂ってみたりする。

が、そういう自分も今この瞬間、こいつらダメ若者集団の一端を担っていることに気づいて愕然。つーか、職業、思想、生活習慣など、あらゆる側面から考察すると、むしろ私が先陣きってるっぽい。「代表」っつー感じで。ごめん、君らのがまだマシかもしんない。

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