そこそこ稼げるようになったため、金が余り気味な昨今。
そこで、以前から欲しかった家具染め桶を購入することを決意した。以前探した時は35万gpなどという高値で売買されていたこの家具タブ、今では25万まで値崩れしている。お買い得だ。
長期プレイヤーへの報奨企画とやらが実行されれば、更に値が下がるのはわかっているが、「欲しい物は欲しい時に買え」が私のポリシー。家具タブを売りに出している人を探し出して即交渉。詐欺られることもなく無事ゲットすることができた。
──が。
染まらねえよ。家具染まらねえよオイ。なんだよこれ。家具タブの使い方は充分に調べたし、何も間違ったことはしていない。25万の大金はたいて買ったのに、不良品かよ。冗談じゃねえすよマジで。
仕方ないので、GMさんをおうちにお招きすることにした。22時ジャストにコールしたせいか、1分も経たずにやってきたGMさん。わー。こないだとは違うひとだー。ドキドキ。←ラミたんは権力にめっぽう弱いため、こういうときとても緊張するのです。
状況を説明すると「ちょっと待っててください」とGMさんは一度姿を消し、真新しい家具タブを持って再び現れた。おお!スゲエ!おニュウの家具タブ!なんでも持ってるんだなアンタ!さすがGM!
「こちらの家具桶で試してみていただけますか?」と言われ、「はあい」といい子ちゃんなお返事をしつつ、腹の中では「うーわー。これ持って逃げてえー。二つともかっぱらってログアウトしてえー。でもあっさり削除されちゃうんだろうなー確実にー。あー」と邪悪な思いがぐるぐると。
超高級品2つを目の前に、理性ゆらぎ中。
GMが持ってきた家具タブを試すと、さっきまでウンともスンともいわなかった箱が、あっさり染まった。買ったやつはやはり壊れてたらしい。
その後、壊れていた家具タブもきちんと動作するようになったので、GMは持参した家具タブを持ってお帰りになられた。そのタブ、使わないなら私が貰うのにナ……と、指をくわえながらGMを見送った後、やっと使えるようになった家具タブで家中の家具を染めまくった。
この落ちつきのない配色。俺の部屋みてえだ。
それにしても、GMさんてスゴイなあ。なんでもできちゃう不思議な手だなあ。おともだちになってくんねえかなあ。そんでレアアイテムとかガンガン複製してくんねえかなあ……。
てなわけで、現在、わたしのために不正行為を働いてくれるステキなGMさんを募集しています。我こそはという方、メイルミー! (わりと真剣です)
2000/05/10 今日のUO日記【by sala】
来る日も来る日もたったひとりでシェイム1Fに出掛け(2F以上には未だ行けず)土エレを一生懸命倒して頑張っています。…頑張っていました。
UOをやっている友達たちが次々とGMになって行く最中、わたしときたら一向にGMどころかスキルの上昇が見られず不思議に思いつつ数週間。
ラミたんに相談してみるも
ラミ「いらないスキルはちゃんと下げてある?」
sala「うん。ちゃんと矢印下にしてある」
ラミ「おかしいなぁ」(弱すぎるなぁコイツと思っていたに違いない)
RESISTING SPELLS(魔法耐性)が驚くなかれ13.6という低値なわたしは、ひとり家の前で Fire Field(火の壁)をグルグルと潜り続けRSのスキルを上げようと試みる。
が…。さっぱり上がらない。おかしい。
そういえばここ数週間、スキル上昇の青い文字を一回も見ていない気がする。おかしい。
ラミ「…スキル表の『Show Real』ってトコをチェックした時、0になるやつは下がらないんだけどさあ。まさか0のやつ下げてないよね?ちゃんとShow Realで確認してる?」
「はっ!」
してないよしてないよ。してないよぉ。
ラミ「どうりで上がらねぇハズだ」
恥ずかしい。恥ずかしい。この数週間の戦いは何だったんだろう。
恐い思いをしてたったひとりシェイムで闘っていた日々は何だったんだろう。
ラミたん!今日からわたしは強くなるよ。頼りにしてね。フフフン♪
ある日、2人のお部屋に行ってみると。
殺風景だった我が家が落ち着きのないピンク色に染められていた。
(まるでラミの部屋だ)← リアルでの
言いたい事はたくさんあったけど、ここはラミたんが建ててくれたお家なので、何も言わなかった。
ただ、わたしのセキュアだけがちゃんと水色になっていて嬉しかった。