- 初心者マークが消えると誰も親切にしてくれなくなることを知る。
- ひとりで強くたくましく生きていくことに。
- 初心者中に人から教えてもらったこと。 1.おじぎのしかた 2.敬礼のしかた
- クソの役にも立たねえ。
- 気がつくと、裁縫上手でお料理上手なExport戦士というわけのわからないキャラに。
- ケーキがじょうずに焼けてにこにこ。
- しかし、ケーキを焼いたのと同じ手でクマをなぶり殺して解体。
- お肉がじょうずに焼けてにこにこ。
- 好奇心から、道端に落ちている人の死体を解体。
- お肉がじょうずに焼けてにこにこ。
- ムーンゲートの存在を知る(徒歩で!徒歩で移動してたよブリテン・べスパー・ユー・ミノツク間をよう!べスパー→ユー間なんて2時間くらいかかるぞマジでよう!)(←方向音痴なだけです)。
- 見知らぬ人の死体からルーンをゲットし、はじめてリコールの使い方を知る(ありがとう見知らぬ人)(の死体)。
- オークロードはめちゃつおい。
- 狩りは、カタナに木の盾、茶色のローブという初期装備スタイルで挑む。見た目ヨワヨワしいので、あぶなくなると親切な人が助けてくれる。また、装備を外してぼんやり立ちつくすと、NPCのフリもできるのでべんり(運がいいとPKもやりすごせる)。
- が、ローブの中はHQ防具でガッチリかためていたりする。
- モンスターの襲撃に遭った時は、慌てず騒がず銀行前まで誘導すれば、誰かがなんとかしてくれる。
- つおいモンスターと戦う時は、誰かが倒しかけで放置したモノを狙う(HPが半分くらい削れているのが望ましい)。
- 誰かが倒したモンスターの死体のそばで戦ってると、いかにも俺が倒したっぽくて強そうに見える。
- でも戦ってるのは鹿。
- 総合的に見ると、あまり強くもたくましくもない。
2000/03/19
sala嬢から「UO買ったー」と電話がかかってきた。
あいにく仕事中だったため
「ブリ銀の前で『誰かー教えてー』と叫んでいなさい。ヒマな人が色々教えてくれます」
と実に適確な、でも自分は絶対にやらないようなアドバイスをする。
おうちに帰ると再度Tell。
「なにがなんだかわからない」と、どうしようもないことをおっしゃるので、電話で話しながら、アイテムを贈呈したり、生きる術を色々と教えたりする。いや私も初心者なんだが。
結局この日は、2時間以上も喋りながら遊んでいた。
が。しかし。
――どうやら私達がログアウトした直後にサーバがダウンしたらしく、翌日ログインするとsalaと出会う前の状態に巻き戻っていた(キャラのデータはサーバに自動的に保存されるので、サーバが落ちると、最後にセーブされたところから再開しなきゃいけないの)。
当然、salaに渡したアイテム類も私の手元に。2時間半、だいなし。
つーか、よかったー!スキル上げとかしてなくて。不幸中の幸いとはこのことだな。
2000/03/20 救世主 【by sala】
誘惑に負けてUO。
取り合えず買って来て取り合えずインストールして取り合えずネット上に存在してみる。
説明書など読みもしないもんだから、何をしていいのか分からずウロウロ。
親切な人たちが集まってきて色々教えてくれるのだが、さっぱり分からず。
いつのまにか誰かに殺されてた。死。灰色。
どうやって生き返ったかも分からずウロウロとしていると、ラミが颯爽と現れてわたしのみすぼらしい死に装束をカラフルでかわいいお洋服に変えてくれた。やったーやったー。
その後2時間ほどTELしながらICQしながら手取り足取りUOの流れを教えてもらう。
2人で羊を追ってみたり、ブタを殺してみたり。糸を紡いだり洋服を作ったり。
持つべきものは面倒見の良い知識の豊富なお友達。
恵まれてます。わたし。
2000/03/22
「たすけてえ! たすけてえ!」
道の真ん中にモンスの群れ。その群れの中心で、一人の男が叫んでいた。助けを求めているが、モンスに襲われている様子でもない。
なあに、それ? なんのあそび?
と近づくと、男は「この鎖をほどいてえ!もっと近づかなければ見えません!」と叫び出した。どうやら、モンスターに捕まっているらしい。
この棒読みっつうか直訳っぽい喋り方からして、彼がNPCであることは間違いない。……そうか。わかったぞ。このモンス連中を倒してコイツを助けると、おかねが貰えたりするのだな!ようし、まかせとけ。
オークくん達をサクサク倒し、残るはトロル2匹。楽ショー!
……と思ったその時。再びNPCの声が聞こえてきた。
「ありがとう!ありがとう!」
……ん?
ふと見ると、トロル2匹と格闘しているを私をよそに、さきほどのNPCを連れてすたすた立ち去る男がいた。
てめえ!そいつは俺の獲物だ!
──ち、畜生。別に全滅させなくても助けられたのか。
トロルの死体からアイテムを回収し、何か虚しい気持ちを抱えつつ街に帰った。