ラミ様は「泣けるフラッシュ」はお好きでしょうか。
私も友人に紹介されて見たんですが、号泣しました。お時間がありましたら、ご覧になってみてください。
【 コヨコヨ 】
あ、ごめんなさい。嫌いです(あっさり)。
この手の「泣ける」と言われるモノって、結局オチは「死」か「別れ」でしょ。そんなもの、悲しいに決まってるじゃないですか。悲しけりゃ泣くのは当たり前のことじゃないですか。
なんつうか、人間の心の中で最も簡単に揺さぶれる「悲しみ」という感情を、「愛しい物の喪失」だとか「幸せな時の終焉」といった最もわかりやすいモチーフで揺さぶろうとするその安易さに辟易しちゃうんですよね。
だいたい、「人を悲しませたり、泣かせたりしちゃいけないよ」って幼稚園の頃に習わなかったのかな?人を泣かせるためにわざわざ手間ヒマかけてモノ作るなんて、性格悪いにもほどがありますよね。冗談ですけどね。
まあ、見せ方によっては充分泣ける作品もあるんですが、このフラッシュ(否定的な意見になってしまうのでURLは伏せます)を単純に「作品」として見た場合、一言で言うと「猫、しゃべりすぎ」っつうか。セリフが冗長すぎて、肝心のストーリーを薄めてしまってる感じがします。
開始1分で「ああ、よーするにこの猫が死ぬのね?」とオチが読めてしまうし、猫がけなげなセリフを喋れば喋るほど、作り物っぽさが強調されて冷めるっつうか。いくら元ネタが実話でも、「猫に語らせる」時点でフィクションなんだし、それをさらに飼い主の思い入れで美化しちゃったら、嘘っぽさが増すだけっつうか……。いや、たぶんこの製作者、根がいい人なんだと思いますけど。さっきも冗談ぽく書いたけど、こういう「泣かせる話」って、性格が悪い人ほど作るの上手いですからね。「泣かすコツ」を心得てて。
つーかごめんね。せっかく紹介してくれたのに泣けなくてごめんね。このフラッシュ、数年前、話題になってた時に見たことがあるんだけど、そん時もやっぱり泣けなかったよごめんね。個人的には「はーい悲しいお話ですよー!張り切って泣いてくださーい!」ってお膳立てされてるより、色々と悲しい想像をかきたてられる方が好きなんだごめんね。ひねくれた人間でごめんね。
↓ たとえばこんなやつとか。
ああああああああッ!(ぎゅううう)←胸しめつけられる音
拾ってきた画像に勝手にセリフつけて勝手にドラマを想像して勝手に悲しくなってるだけなんだけど。……ううん違う、違うの!ママいなくなってないの!きっとこの子の視線の先にはママがいるの!車に轢かれてぺちゃんこになったママが…………。
ああああああああッ!(きりりり)←胸が軋む音
違う!ママ生きてる!ちゃんとママ(生存)がいて、ママと、たのしそうにママにじゃれる兄弟たちがいて!……。じゃ、この子は仲間外れ…………?
ああああああああッ!(ざしゅっ)←胸切り裂かれる音
マジで泣き出す5秒前(MN5)くらいになってるから、このへんにしとくね。ごめんね。